それさえもたぶん退屈な日々。

ぼんやりしてて自動移行されました

K劇場版 MISSING KINGS

見てきた。
なぜか二回目もレイトで見てきたので感想はいっかいめとにかいめごっちゃ。
以下ネタバレだよ。


もともと朝一で見に行くつもりはあんまなくて、1530の回をとっておいたんですが、前日の抜刀があまりにも不穏でものすごくそわそわしながら見てきました。
今回の映画、とつかが出てくると同時に想起されるていどにとつかとつかしか普段言ってないんだけども普通に物語の続きとしても楽しみでした。
見る前にあれこれ予測を立てていたのだけど、黄金の王の死からはじまるのかなとおもっていたら、その死でとじて……ほんと……もう……。


クレジット後のOP部分にあまりタメがなくてあれこれぎゅっぎゅって詰まってる感じした。
初回はなんだかわからなかったのだけど、にどめに見た時に、時間経過とバッテリの切れとあと地球が、ああ、ヒンメルライヒシャッテンライヒ探してたのかって。
地下で探ってる情報と、上で石盤から王を探そうとすること、やってることの目的はいっこなんだけれども。
あと、最初から紫ちゃんが「王様たち」って言っててわかってたんだろうなって。
一二〇協定は最初から破るつもりではあっただろうけども。


それにしてもネコのぱんつが見えるたびに、ああ、ネコがちゃんとぱんつはくようになってるんだなあってそのうらにあったであろうクロの苦労について思いました。
結構まめに帰ってきてるんだなあとか。
くくりとお茶してるの、新橋付近(ちょい浜松町より。汐留の方)だなーっておもってみてたら、鎌本とアンナと合流して移動するときに「鎮目」ってあって、これまでの地図の概念が覆された……。
というか二回目見た時ようやく気にしたのだけど、椿門から七釜戸ってこれまでの地図だと、桜田門から六本木だったはずなんですよ。でも、セプター4が出動の時にレインボーブリッジみたいなの渡ってて、特車二課の位置にいたっけかとか、そもそもそのへん葦中学園だよねとか……やたがもらった地図も位置関係的に浜松町駅前っぽいし……。どういうことなの。


アンナの夢の中のふたりに関しては!もう!ほんとに!!!!!
ひどい。
「どちらが夢か」にすぐ気づいてしまうアンナも、アンナの中かそれともどこかに残っている魂の残滓なのか、抱きつかれた尊さんが決してアンナを抱きしめ返さないのも、二人には近寄ってこないとつかも、「まもるためにつかえるか」と聞かれて自分では言わずにとつかにはなしをふってしまう周防さんも……もうなにもかも……。
そのゆめからさめて、王になった直後の暴走を自分の中から逃がそうとしてアンナが出すものが、フェニックスで、SRでとつかがみせてくれたやつだなって……。アンナの中で、おさめてくれるひと=とつかなんだろうなって。
でもとつかはもう死んでるんですよ……。
残ってる、と思っていたぬくもりも否定されるし。
でも彼女は王になってしまったので。
分かち合えぬ孤独をとつかもアンナもなしに生きていかねばならぬ……。


クロが、わりとこだわりなく理をぽんぽん抜くようになってる気がする……のだけど紫ちゃん相手だったからだっけか……こ、今後見に行く時にちゃんと注視しよう。
どちらにせよ、終盤で「俺の剣は空でいい」といいきるのがすごくすき。
クロは、一言さまに対してもそうだけど、無意識のまま「自分が誰かの役に立つということ」をずっと探して、それにしがみついてきてたのだけど、それを自覚的にするようになったんだなって。
クロは、シロと呼びながら対外的にパッと出てくる名前が「伊佐那社」ではなく「アドルフ・K・ヴァイスマン」なとこが融通聞かなくていい感じ。
なんか……最初のアンナとの遭遇で、アンナが探せるかも、のときにすごくクロがふるえるとこみて、クロはさがしてるけど自分の王にできれば会いたくはないのだなって……実際シロがひょっこり帰ってきたら逃げてたのはクロなのかなっていうかんじだったのが、紫ちゃんとの対話で「ああもう平気かな」って思った。
死んでることを突きつけられることも、生きていることを突きつけられることも怖かったんだろうなあ。


今回、クロがばかすか抜刀する脇で、宗像さんがさっぱり抜刀がなくて(ダモクレスの剣はがんがん顕現してるけれど)、最後の儀礼抜刀で「あ、そっか」って。
宗像さんはあれから一度も抜刀してなかったりするのかな。抱え続けるのも可愛そうだなって……アンナの夢の中でなんかすごく重圧から開放されてはればれとしてる尊さん見て思った。


見終わったあとの第一声は「それで第一章はいつだ」的な感じで大変プロローグなのに大変面白かったです。
すごいとっちらかった感想しか書いてないけどやたのことをなにもかいていないのでその内やたのことも書いておきたい……