それさえもたぶん退屈な日々。

ぼんやりしてて自動移行されました

シン・ゴジラ

昨日みて来て、遅い時間の上映をえらんだので終わってから猛烈にパンフレットが欲しくなったけど売店がやってなくて、そして行きたいといってる友人をつかまえられて二回めに行けそうなのでその狭間に手短なメモを。


ゴジラに関しては初代からどこまでだったかな……どこかまではみていて、でもぼんやりとしか覚えてない。
みなとみらいがモスラの餌食になった映画が国内版は最後だったかなあ。怪獣大戦争はすきだった。
ガメラは平成三部作を。
あとハリウッド版は初代のGODZILLAと先日の渡辺謙がでてきてなにもせずにおわった版はみた。
だからシン・ゴジラもそのうちはみようと思っていたのだけど、母と予定があったのでひょいっと見に行って来た。


はじまりの空っぽの船に既視感を覚えつつ*1、しょっぱな職場付近が見覚えのある景色とともに壊れていき、怒濤の会議がはじまり、巨大不明生物特設災害対策本部のシーンのたびにエヴァの戦闘開始時のBGMがながれるたびにかたをふるわせつつ——おもしろかった。


見終わって思ったのは、「ひらめき」と「天才」のいない話だったなということ。
トライアンドエラーのできない、できても最小限にしなければならない状況下でただひたすら試行錯誤を重ね失敗を許されない状況で実戦するしかないという「現実」の話だった。
さいごの、ゴジラの停止の宣言ののち、だれひとり快哉をあげなかった、ただみな安堵に虚脱していたところが、なんだかそれがとても、この話は私にとってはフィクションだけど彼らにとってはノンフィクションなんだなって思った。
なぜならゴジラは停止しただけでまだそこにあって、カウントダウンもいつ動き続けるとも知れない。
いつ二体めのゴジラがあらわれるかもわからない。
それはきっと怖いことだ。

*1:見終わったあとにEHOBAだったねと母にいわれてそういえば、となった