それさえもたぶん退屈な日々。

ぼんやりしてて自動移行されました

桜乃きらほの夏色救急箱(月見草平)

ほんとにおわってしまってた。幾多の謎と伏線がのこりっぱなし。
「魔法鍵師カルナの冒険」を読んだときも思ったけど、つかみはいいのに今一人気がでない作家さんなのかも。個人的にはカルナよりはきらほのほうが好きなので続いてほしかったんだけど。

抗いし者たちの系譜 再始の女王(三浦良)

一月に新刊が出ることをころっと忘れていて慌てて買った。
これもこれがシリーズ一区切りとか……! ウィチロポチトリとティアカバンはどうして義兄妹なのかとか、魔族と魔物は何が違うのかとか、サラの能力についてとかなんかいろいろ目白押しだった。
願わくば外伝の短編集とかでてほしいなー。

鋼殻のレギオス 5 エモーショナル・ハウル(雨木シュウスケ)

なんか惰性になりつつあるけどかってしまった。
レイフォンの強さは相変わらず卑怯的であることが押し出されているけど、そうでない人たちが汚染獣と戦う話も含まれてた。ナルキが小隊メンバーに定着しそう。ダルシェナは今後も、かな?
あとは今回もフェリがかわいかった。

黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで(細音啓)

第18回ファンタジア長編小説大賞の佳作。総評は読んでいないのだけど審査員からも評価は高かったっぽい。
しかし帯とあらすじ買いしたのでさっきようやくタイトルをきちんと見たのだけど、タイトルだけじゃ買わなかったなこれ……。
でもよいものを読みました。
名詠式とよばれる召還術を学ぶ少年少女たちの話。過去の約束と、現在を生きる子供たちとの対比がうまい。*1
それとこの名詠式の設定がよくできてるし、うまく話に生かされてた。ただ、その一方でわかりにくいところもあったので、続刊が出たらその時に期待、かな。

*1:って、これだけ抜き出すと「ウィザーズ・ブレイン」のようだけど。