それさえもたぶん退屈な日々。

ぼんやりしてて自動移行されました

黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで(細音啓)

第18回ファンタジア長編小説大賞の佳作。総評は読んでいないのだけど審査員からも評価は高かったっぽい。
しかし帯とあらすじ買いしたのでさっきようやくタイトルをきちんと見たのだけど、タイトルだけじゃ買わなかったなこれ……。
でもよいものを読みました。
名詠式とよばれる召還術を学ぶ少年少女たちの話。過去の約束と、現在を生きる子供たちとの対比がうまい。*1
それとこの名詠式の設定がよくできてるし、うまく話に生かされてた。ただ、その一方でわかりにくいところもあったので、続刊が出たらその時に期待、かな。

*1:って、これだけ抜き出すと「ウィザーズ・ブレイン」のようだけど。