琉伽といた夏 1〜4/完(外薗昌也)
最初、一巻の表紙を見たときには夏に犬と過ごした話なのだろうかとおもって、二巻の表紙を見たらどう見てもSFだったのでそのまま完結まで読まずに置いておこうと思ったらほっときすぎた……。
ようやく読んだよ。
とはいっても『神様家族』とおなじであらすじはまったく知らないままでよんだ。
面白かった……かな。
伏線と物語への収束はかなり分かりやすい。そういう意味ではSFの仕掛けがシンプルに取り入れられてる。
まあ各話のタイトルがそのままSFのタイトルの引用だしなあ。
しかしこのひたすらSFへの憧憬その他もろもろが詰め込まれたこの話をのっけていたウルトラジャンプの間口がひろいのか、これが異端だったのかは微妙にきになる。
ただ……ラストはどうしても『ネプチューン』(新井素子)を思い出して仕方がない。それと、粒子加速器で『みのりちゃんシリーズ』(火浦功)……。どれだけかたよってるんだろう私……。