それさえもたぶん退屈な日々。

ぼんやりしてて自動移行されました

うちの母親とラノベの話

というか、うちの母親が読んだラノベの話というのが正しい*1
母のスペックは

  • 海外ミステリ読み(国内はこのミス優先で読むので一年遅れなことが多い)
  • 本読みの間で話題になったものはとりあえず読もうとしてみる

という、来るもの拒まずのように思えるわりに以下の

  • 文章の好みよりはキャラクターの好みのほうが優先されている気がする*2
  • 設定が甘いのがすきじゃないらしい

な条件が足されるので薦めても意外なものが受けて返ってきます。受けないものは大概予想通りだけど。
あと、母の友人に最近ラノベ(っていうか少女小説かな。読んでいるのはBeans文庫系らしいので。もとは早川のFT読み)にはまってよんでいる人がいて、そちらからのお薦めとそれに対する反応もついでに足してみた。
ところでコバルトのころの新井素子とか角川文庫のころの火浦功ラノベに入れるべきか。

娘に薦められずに母が自力*3で読んでた本(記憶を辿る限り過去から)

  1. 『悪夢の棲む家』上下(小野不由美
    • そのまま回ってきた。小学生に回すなよ……。この後、娘だけが悪霊シリーズにさかのぼった……気がするんだけど母も気づいたら読んでた。
  2. 『月の影 影の海』上下(小野不由美)*というかそのまま十二国記ぜんぶ
    • 出た直後だったはず。当時はラノベという括り以外の何物でもなかった。
  3. 春期限定いちごタルト事件』ほか米澤穂信
    • 古典部*4なんかも読んでるけど、気に入ってるのは『犬はどこだ』と『さよなら妖精』だけの模様。小市民と古典部はキャラが合わないらしい。
  4. 涼宮ハルヒの憂鬱』(谷川流
    • ハレ晴レユカイのMADだったかなんかで気になったらしくいつの間にかアニメも原作も借りてきてた。

薦めたんだか、勝手に持って行ったんだか気に入られた本

  1. 『箱の中の海』(樹川さとみ
    • なんか、妙に気に入ったらしく、その後『楽園の魔女たち』を薦める前に読んでた。サラが好きだった模様。わかりやすい母子だ……
  2. 『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』(桜庭一樹
  3. 『消閑の挑戦者』(岩井恭平
    • ハルヒ後に「なにかお薦めは?」と言われたときに貸した。一巻がいちばん面白かったといいながら三冊ともさくさくよんでいた。続刊でないかなー。
  4. 狼と香辛料支倉凍砂
    • 弟に貸したらなぜか母を回って帰ってきた。好きそうだとは思っていたのだけど。
  5. 『今日からマのつく自由業』喬林知
    • 要求されたので貸してみた。結構楽しんでいたらしいがそれよりも弟の馬鹿笑いのほうが忘れられないシリーズ。
  6. 『やおろず』古戸マチコ
    • いつの間にか持っていってた。家神さんが気に入ったらしい。

同、いまいちあわないという一言で返された本

  1. バッカーノ!』(成田良悟
    • 「移動用にラノベ貸して」といわれたので貸してみたが合わなかった模様。読了もしてなさげ。
  2. GOSICK』(桜庭一樹
    • 数ページ読んで投げたらしくそのまま居間で行方不明になったまま一年がたちそうな今もって見つかってません……どこいった。
  3. 彩雲国物語』(雪乃紗衣
    • 母の友人がプッシュするので娘が持っているなら読んでみるというので貸したのだけど、やっぱり肌に合わなかった模様。
  4. 図書館戦争』(有川浩
    • だろうと思ってた(そもそも私も余りあわなかったので)。後に借りてきた『空の中』はとても気に入っていたし、『阪急電車』も好きらしいので有川浩そのものは嫌いじゃないらしい。

以上を持ってもなお母に薦めようと思えるような本

  1. 暴風ガールズファイト』(佐々原史緒
    • 結構いけるはず。五十嵐は受けるに違いない。
  2. バカとテストと召喚獣』(井上堅ニ)
    • 意外と受ける気がする。秀吉が。

薦める前にあきらめた本と薦められたのをやめとけといった本

  1. ミミズクと夜の王』紅玉いつき
    • なんていうか……こういうものが合わない人なんだ。ぼろくそ言われるだろうなあと思うと貸せない。
  2. デルフィニア戦記』(茅田砂胡
    • 母の友人に薦められたらしいが愚痴られたらたまらないのでとめた。こっちより『桐原家の人々』のが笑って読みそう。

ふりかえってみて

母がよくわからなくなりました。

*1:記憶が怪しいので過去のエントリ探したら、いろいろ忘却してた、薦めたほうも。

*2:大概文句を聞くのはキャラクターだからな

*3:かどうかは正確には知らない

*4:娘未読