それさえもたぶん退屈な日々。

ぼんやりしてて自動移行されました

ロバと王女 デジタルニューマスター版(ジャック・ドゥミ)

母が借りてきた。
1970年公開の映画。なんだかフィルムがぼろぼろでこれまでビデオが出ていなかったんだけどデジタル技術のおかげでうつくしくよみがえったらしい。

が。

そんな能書きはどうでもよいのである。
面白かった。
基本はシャルル・ペローによる「ロバの皮」という話が元で(グリムには「千枚皮」という名前で源泉が同じ話が収められてる)、恋に狂って行く人たちの話なんだけど……この狂いっぷりがいい。
「どうしてお父様と結婚してはいけないの」と首を傾げつつロバの皮をかぶって逃亡した王女と「”ロバの皮”……なんて素敵な名前なんだ」とうっとりする王子の夢の中の再会シーンが! もう!!
エンドルフィンが素敵に出た。母と妹と三人で笑いこけたよ。
一人見ていなかった弟が狐につままれた顔をしていたけど笑わずにはおれなかった。