知的生産の技術(梅棹忠夫)
つねづね私が不思議に思っていた。父はどうしておおきめの厚い紙*1にメモを取り、万年筆を愛用していた*2のかという謎が解けた。
小さい頃はよくこのカードがうらやましくてねだってもらったものだけど、どうしてうちにそういうものがあるのかは知らないままだった。のちに引越の際に特注品であることが発覚したけれどそれでも何故特注したのかもわからなかった。
しかし、この本を読了した今は言える。
「なるほどなー」
さて。
1969年初版であるこの本はいわゆるハウツー本である。
「知的生産」の「技術」方法を紹介している本だからだ。
コンピューター普及遙か以前、ひらかなタイプライターの走りの頃に書かれた本であるので、内容をまるごとうのみにはできないけれどメモ→ノート→カードと推移していく経緯は非常に興味深かった。一種のブレインストーミングの手法と言ってもいい気がする。
ひとにかしてもらった本だけど、1970年の第12版であるのと相当読み込まれたあとであるので、ちょっと自分用にもほしくなった。
Amazonで見てみたらまだ新品で手に入るようなので近々手に入れに行こうと思ってる。