先日の文体の話のぐだぐだとした続きっぽいもの
ふと思い出したんだけど、作家によって好む単語ってある気がする。
清水文化を読み始めた頃*1、「打擲(ちょうちゃく)」という言葉が分からなかった。精霊弾のときの前口上で使われていたのと、面倒だったので辞書を引いたのは結構後の事だったんだけど、後に他のシリーズで使っているのも見たときにこの人の語彙なんだなーって思った事は覚えている。
後もう一つ覚えているのが小野不由美の「畢竟(ひっきょう)」。
『十二国記』で使われていたときは気にならなかったんだけど、別シリーズのどこか*2で使われていてすごい違和感を感じた*3。
「畢竟」が悪霊シリーズだったかどうかは覚えてないけど、麻衣がジョンの微笑みを「はんなり」と表現していて、なにかがでていると思ったのも思い出した。
それだけ。