それさえもたぶん退屈な日々。

ぼんやりしてて自動移行されました

ライトノベルの枠組み

まとめ:http://d.hatena.ne.jp/REV/20070824/p2


なんかすっかり旬を過ぎてる気がするけどいつもの事なので気にしない。
えーと、『銀河英雄伝説』(田中芳樹*1がどーとかこーとか言われてるんだけど、私の意識では田中芳樹そのものがライトノベルだと思ってた……。出版形態とか話の内容とか一切関係なく、作家として*2
夏の魔術』とか『アップルツェラント物語』、『創竜伝』とかだけじゃなくて、『紅塵』とか中国歴史系もいくつかよんでいるんだけれど*3


基本的に、ライトノベルかどうかの定義はレーベルでばっさり切ってしまうのがすっきりすると思うんだけど*4、私は新書ってどちらかといえばライトノベルにはいるんじゃないかと思ってる*5
おおざっぱに新書と括ってしまうと広すぎるけれど、そもそも高校生あたりに向けて書かれたのがラノベじゃないのかなあ。今度、余裕が出来たときにでも新書について考察してみようかな。
あ、そういえば椹野道流の『鬼籍通覧』が文庫落ちのときホワイトハートに落ちたのにはがっかりした。せっかく新書の装丁が素敵だったのに。
かとおもえば、『薬屋探偵妖綺談』(高里椎奈)は中途半端な装丁で講談社文庫から出すし……講談社はよく分からん……。


ちなみに表紙やイラストがラノベかどうかの指針の一つというのは非常に興味深い切り口なのだけど、私はその辺に対して深いこだわりがないので指針にできないのです。
いいじゃん、べつに挿絵なくても*6
あと、ハヤカワのSFとかFTとかちょっとさかのぼると松本零士やら萩尾望都やらが表紙をかいているし、コバルトに関しては久美沙織こんな事情だったと言っているし、あんまあてにできないなあと思うわけです。

*1:外伝一話→本編一冊の順でよんでそのまま。約十年ほど前の出来事。

*2:繰り返すようだけど『銀英伝』はほぼ未読。

*3:といっても田中芳樹を楽しんでたのは高校入るぐらいまでなので『薬師寺涼子』を一冊読んだかどうかぐらいまでしか実質的なフォローはしてない。

*4:そういえばハヤカワのFTはラノベに入れていいと思う。

*5:新書でもラノベではないものもあるけれど。

*6:もともとその傾向はあったんだけど、達観したのは『楽園の魔女たち』(樹川さとみ)の影響かなあ。本文が多すぎるんだったか脱稿がぎりぎりだったんだかわすれたけど、よく挿絵のない巻があった。