それさえもたぶん退屈な日々。

ぼんやりしてて自動移行されました

あかないとびら(鈴木ツタ)

短編集。
構成は二編、二編、一編+最初の話の後日談。
なんか、唐突にほもが読みたくなった先日に買い込んだものがこの一冊でなんか満たされた気分になったよ。

あかないとびら

先輩の存在意義が見つからないのだが……。
ええと、この話をさらっと流して次にいったら、

合わない鍵

一ページ目でふいた。
なんていうか……『hand witch』の後書き+表紙裏の作者像とようやくかみ合ったと言うかなんと言うか……すばらしく変態な話だった。

みにくいアヒルと王子様

大学に入学して一年弱でようやく同じ高校出身の人を見つけた人の話。
これもこの話はさらっと通過し……きれはしなかった。
ラスト二ページがおもしろすぎた。

王子様の恋人は

そして、その続きのこの話はもうしょっぱなから天然ドSの王子様*1 *2が全開で楽しそうだったので楽しかった。
最近私はうそ臭い笑顔が好きすぎる気がする。

冷たいさびしがり

前の二シリーズほどのインパクトが無かったので、印象が薄い。
あえて言うなら一番ファンタジー

あかないとびら 番外編 どういうことになったのかといいますと

微妙にこのから周りっぽい人たちの続きを読みたい気分になりつつ、オチのあたりで「なにやってんだおまえら!」といいたくなった二人のなんかどうでもいいラブが読みたくなった。

表紙裏

前回にも増してなにかが男前。
なんだろうこれをコピーしてカバーにしてみたいと思うこの気持ちは。

*1:と、受けが形容。

*2:正確には「王子様が無邪気にドSだった」だった。無邪気と天然はなんか違う気がするので追記。