それさえもたぶん退屈な日々。

ぼんやりしてて自動移行されました

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

村田エフェンディ滞土録(梨木香歩)

こちらもずーっと読もうと思いながら後回しにしてしまっていたもの。 村田の視点でたんたんと描かれる土耳古の日常なのだけど、いろんなものの坩堝なのだということがはっきりと実感できる。 梨木香歩の描写は緻密ではないのだけれど、雰囲気を写し取るのが…

秒速5センチメートル

友人二人と見に行ってきた。 見に行く前夜に片方の友人と「秒速5センチメートル」とは何の速さか、と議論していたのだけれど開始数分もしないうちにあっさりと判明。 なるほどー、と。 不条理さのない話で、綿密な取材のもと作成された美術は非常に美しかっ…

カント・アンジェリコ(高野史緒)

ずっと読もうと思っていながら読んでいなかったものを、母が再読のために借りてきたのでまわしてもらった。 面白かった! カスラート*1の話だと聞いていたのだけれどいろんな意味で裏切られた感じ。 宗教歌にはまったく縁がないわけじゃないので*2、そういう…

辺境警備 文庫版 1〜2(紫堂恭子)

再読も再読。 小学館版も角川版もうちにあるよ! 角川版のときなんてトランプまで当てたよ!! もったいなくて使えてないけど。 しかし何度読んでもいいものはいい。 『アンラッキーデイ』とかだいすき!

サウンド・オブ・ミュージック

前半は何日か前にみてたんだけど、今日ようやく後半を飛ばし飛ばし見た。 ……結婚した事すら忘れていたよ私……。 前半部分と最後の逃亡のシーンのイメージが強すぎて男爵夫人なぞ存在ごと忘れていた。 でもいい映画だ。サントラ聞きたいなー。 そんであと『オ…

ウナ・ヴォルタ物語 2 黒の目覚め 赤の胎動(森崎朝香)

ウクソルアーダフィールフラースはかわいいなあ……フユカはなんかこう……好きになれないんだよなあ……女の子につきまとわれる女の子っつー設定がいまいち生きてきてない気がするんだよなあ……電撃系の読みすぎか? でも話と設定は好きなので次も読む。

遙山の恋(六青みつみ)

よみごこちはさらっとしていていいのだけれど、なんだかなあな気分になった。

極楽・青春ホッケー部 1〜7(森永あい)

オペラの一冊目が見つからないのでつい……ななさつも……。 えええと、面白かった! 食い歩き部の話。 ていうか、一応ホッケーをやろうとするのにことごとくそれがつぶれるちょっぴりかわいそうな人たち。 今回めちゃくちゃわらったところ。 「おっ、おかーさん…

楽園の囚われ人(六青みつみ)

悪くはない気がするけど、なんかこう……微妙。 ファンタジーの浮世離れ感がなければ読めないような気がする。 寵童はともかくとして、なんかもういろいろが。

十八の夏(光原百合)

既読だった……! 母が借りてきたときにでもついでに読んだんだろうなきっと……。 ええと花にまつわる短編集だった。 そういえば光原百合は『時計を忘れて森へ行こう』が初読かも。

2007/04 20号のネウロ

105話 継【つぐ】 ええと。 大方の期待予想を裏切ったような、しかしある意味予想通りだったような、で、睦月は犯人側じゃなかった。 なんか今回すごくすっきりあっさりと話が収束しちゃったんだけど後日談的にあと一話あるの……かな……? あと、ネウロが省エ…

愛でしか作ってません(後藤田 ゆ花)

ボーイズラブを読む! -腐女子のBL読書感想文- : 愛でしか作ってません(後藤田 ゆ花)で見かけて。 おもしろかった。 文章の技巧はともかくなんというかこう……とにかく勢いがあってあっという間に読みきった感じ。 隠れているようでさっぱり隠れていない伏…

高機動幻想 ガンパレード・マーチ(広崎悠意)

人にゲームを薦められ、しばらくやる閑ないのですよとゆったらノベライズのできも割かしいいよと聞いたので。 とりあえずなんか混沌とした話なのだと言う事はよくわかった。 面白そうだとは思っているんだ……!! 思ってはいるんだが!

オペラ・カンタンテ 静寂の歌い手(栗原ちひろ)

オペラシリーズ二冊目。 っていうか一冊目が見つからないよ!! しかし読めば読むほどそれぞれの語録が作りたくなる話だなあ……。 あとミリアンかわいいよミリアン。

日常スープ(進藤ウニ)

ほぼ再録かとおもったら100Pぐらい書下ろしだったそうで! おおおとか思いながら読んだ。 ヨネがやっぱりかわいい! ところで初出がコメントにちょろっとあるだけなんだけどもともとも商業誌ってどこだったんだろ…… 追記(2007/04/17) どこぞのBL誌に載って…

銀の犬(光原百合)

昔読んだ『遠い約束』が嫌いじゃなかったのでふと借りてみた。あとに『十八の夏』もひかえてる。 これはミステリではなくケルトを下敷きにしたファンタジー。 世の中の理を正す役目を与えられた歌い手とそれにかかわる人たちの話。 いくつかの仕掛けが見え見…

影の肖像(北川歩実)

ひさびさに図書館に出たので、自分じゃ買わないハードカヴァーのミステリとかいろいろ借りてきたうちの一冊。 なんか後味悪い話かくひとだったよなあとかりてきたのだけど、どんぴしゃで後味が悪かった。 ぐるぐるぐる。

王様と私

なんかこう……唐突に借りてきた。 19世紀、ヴィクトリア女王の治下で英国の未亡人がシャム*1の王室に家庭教師*2として招かれる話。 「Shall we dance?」の映画。 はじめてみたのだけれど王様がやたらかわいかった。 っていうか、「こういう話だったのか!」て…

オペラ・エリーゾ 暗き楽園の設計者(栗原ちひろ)

オペラシリーズ4冊目。 いい加減まっとうに話の筋をば。 魔物に滅ぼされた東方の国、ミズネ・タカミネの生き残りであるカナギ(呪いのため死相がはりついているが本人は自分は健康で元気だと青白い顔で主張する薬師)がひょんなことから「詩人」(真っ白。ひ…

オペラ・フィオーレ 花よ荒野に咲け(栗原ちひろ)

オペラシリーズ三冊目。今回もカナギはぶっちぎりだった。 「えー……いや、俺は元気です。腰の怪我は激しく動かなきゃ忘れられるくらいになってますし、呪いの症状も今は落ち着いていますし、毒草を食べて倒れるのは薬師のたしなみです」 (P.31) 「器用なも…

霧の日にはラノンが視える(縞田理理)

前々から読みたかったのだけど50円で落ちていたのでつい拾ってきた。 ロンドンと妖精界の話。 雰囲気がよかった。

オペラ・ラビリント 光と滅びの迷宮(栗原ちひろ)

読了。 「他人のために命がけになっちゃ悪いのか? 戦友とか仲間とか家族とか言えば納得するのか? 冗談じゃない、貴色悪い!……いやまあソラは仲間って言えば仲間だけど、仲間だって他人だろうが。俺の親族は全員東方で死んだ、あとは他人ばっかりだ、だけど…

断章のグリム 3〜4 人魚姫上下(甲田学人)

どろっとぐろかった。 ぐろいのは苦手なのに何故読むのだろう……でも文章のグロさは映像をそれほど私にとっては伴わないからまだ読めるのか……

フラワー=デストロイヤー(那州雪絵)

『ダーク・エイジ』ももちろんすきなのだけど実は『サマー・ファング』もかなり好きだと言う事に気づいた。

ホタルノヒカリ 8(ひうらさとる)

前巻のおわりもけっこうとんでもなかったが、今巻のおわりも結構とんでもなかった。 部長の家庭事情がどんどん明らかになってゆくなあ。 ホタルはほんといっそ部長とくっついちゃえばいいのにとおもう。

空から降るもの(せのおあき)

短編集。 ええとすさまじくヘタレばかりだった。 ヘタレの余り左右間違えたままあとがき読むまで気づかなかったやつらが一組いたぐらいヘタレだった。 まんぞく。 ところでひとくみもともとホモ+ホクロフェチでくっついたやつらがいたのだけど、明らかに前…

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 1〜2(壁井ユカコ)

読了。 なんとなく高殿円の『カミングアウト!』を思い出した。話の筋ではなく雰囲気を。 うーん。 女性にお勧めといわれた理由はわかった。 けど、ラノベを読む女性層ではないあたりへの受けがいいんじゃないかなあと思った。 なんというか、同じラノベ作家…

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(壁井ゆかこ)

もともと気にはしていたところだったので*1id:hobo_kingさんの後押しでとにもかくにもとりあえず既刊の二冊を確保してきた。 いつもなら帰り道にそのまま読んでくるところなのだけど、今ちょっと『太鼓の達人ぽ〜たぶる2』*2をがつがつやっているところなの…

ダーク・エイジ(那州雪絵)

ラノベ紹介でねたにしたせいかとても読みたい。 が。 どこに埋めたんだ過去の自分……!! 売り払っていないことは確かなのにー! 那州雪絵は『フラワー=デストロイヤー』シリーズがなんだかんだ一番すきなのかもしれない。 『イリュージョン・フード・マスター』…

LaLaDX 2007.05月号

結局つい買っちゃった……。 せっかくなので拾い読み感想。掲載順、ピックアップは好み。 夏目友人帖 15話(緑川ゆき) やっぱ気づいているんじゃないのかなあ……と、思う。 さて。本筋はフリマで手に入れた枯れ木をえがいた一枚の絵。 友人帖は関係ないエピソ…