それさえもたぶん退屈な日々。

ぼんやりしてて自動移行されました

神曲奏界ポリフォニカ ぱれっと(浅井ラボ/あざの耕平/神野オキナ/三田誠)

口絵

なんでコーティカルテしかいないのー!?
せ……せっかくこれだけ人がいるんだからも、もっとこう!!
……榊一郎の陰謀なのか……?
表紙のコーティカルテは山本さんぐっじょぶだとは思うんだけど……コーティカルテ競作じゃないほうがよかったなあ。せっかく四人もの作家さんがそれぞれ書いてらっしゃるんだからさあ……。

たとえ時が経とうとも As Time Goes By三田誠

クリムゾンからのスピンオフ。ツゲ事務所所属のサイキ・レンバルトが謹慎中に一人の老人と出会う話。
レンバルトがかっこよすぎじゃないかと。クリムゾンも読んでいる方の感想とかを拝見したらやっぱりけっこう美化されている模様。
でも、こういうハードボイルドはいいですね。しぶい。

音色は遠く、耳に届かず(浅井ラボ

殺し屋の神曲楽士の話。
どこにいても自分を見失わない作家だなあと深く感慨に浸った。
意図しての事ではないと思うけれども、レンバルトとの対比が非常に面白かった。シリーズ内だと神曲楽士の立ち位置の多様さがあまり出てこないのでこの視点は貴重だなあと思う。


しかしポロリて! ……いろんないみでほんとすごいなあこの人……。

ワイルドウェスト・いえろー(神野オキナ

異世界からのお客人の話。
元の話を知らないのでなんとも言えないのだけれども、すこしだけ読者置き去りかも。書いているほうは楽しかったろうなあとはとても感じたぶん、すごく物足りないかんじ。

ダン・サリエルと白銀の虎(あざの耕平

天才と天才の話。
じつは初あざの。
面白かった!
この短い中でしっかりキャラが立っているし、みんなどこか共感を覚えずにはいられないキャラたちでとても楽しんだ。
今回の話の中で続けられそうなのはこれだけだとは思うけれど、ほんとこのまま続いて欲しいなあ!